花石神社(3)焼加羅の碑
焼加羅の碑は、花石神社境内にある。高さ1.4m、幅30cm、梶定良が愛馬「焼加羅」の供養のために延宝3年(1675)建立。いい伝えによれば、この馬は市内小来川滝ヶ原の産。生地にちなんで、「たきがら」という。加羅は香木「伽羅」に通じ、定良が愛馬の死後、はなむけとした名であろう。刻まれた漢文121文字からは、焼加羅の名馬ぶりと30歳で死んだ愛馬への惜別の情がくみとれ、定良の人柄の一端が感じとれる。碑は現在地の東北の林の中にあったが、市営住宅の建設のため移転された。(市指定文化財)
参考文献:『もうひとつの日光を歩く』日光ふるさとボランティア編
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