昔の人は、風流な、いや、粋な遊び心をもって暮らしていたものだ。
道しるべが、「俳句」調か、「和歌」調か、とにかく「歌」になっている
のだ。
(表) ≪左 かんまん道 滝が原江度 風薫≫
(裏) ≪宝暦13年(1763)6月7日≫
(寸法) 高さ 70㎝ 幅 50㎝
参考文献:『もうひとつの日光を歩く』日光ふるさとボランティア編
(追記)令和4年(2022)8月頃、この道しるべが、よく読みとれないので “白ペンキ”で、墨入れしようと考えてみた。結果は ”「文化財」はタワシでこすったり、磨いたりすべきでない!”と窘められてしまった。というのは、この『道しるべ』の記述が、変体仮名や漢字の草書が使われている。浅学な者には読み取れない。いろいろな方のお力を借りようとした際の出来事である。気付いたこともあるので、記しておきたい。先ず、”左” の字の後に、ひらがなの “り” が、あるようにも見える。次は、”かんまん道” については、”ま” の字は、変体仮名 ”満” が使われている。”道” の字は、草書の ”道” なのか、他の漢字なのか崩し過ぎていて判断も出来ない。更に、”滝が原江度” は、”滝”は、旧字体の “瀧”の草書であり、”江度”の2つの漢字も草書の上、彫りが薄くなっていて、判読が難しい。また、分かったこともある。読み手は、”堵游”と記してある。
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