![匠町の石升(1)](http://nikko-nishimachi.com/wp-content/uploads/2020/08/22221.jpg)
![磐裂神社側から](http://nikko-nishimachi.com/wp-content/uploads/2020/08/22222.jpg)
![浄光寺側から](http://nikko-nishimachi.com/wp-content/uploads/2020/08/22223.jpg)
ここ西町地区は、平成九年(1997)から十二年(2000)にかけての「ウォーキングトレイル事業」で整備 され、観光に対応できるよう美しく、きれいな街並になりました。
この通りに並んでいる石升は、近くの湧水を水源とし、自然石をくり抜いた升を石管で 繋いだ大正時代の水道です。次のページにある「石碑」の碑文には、大正天皇御即位 記念、大正四年(1915)十一月竣功とある。
ほとばしる豊かな水は、夏は冷たく、冬は暖かいので、是非触れて見てください。
石升の内部構造
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石升の構造は、勾配を利用した自然分流方式である。升を二槽に分け、流れ込む方の槽と溢れ出て、次に流れ出て行く方の槽とを作る。流れ込む方の槽は堰板で堰き止め、木栓を抜くと溜っていた水が流れ出て利用できる。また、木栓をして置くと堰から溢れでた水が次の升に流れ込んで行く。この繰り返しでできている。
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碑 文
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石升の水質
去る平成24年(2012)10月05日に原水を採取し、「飲料水水質試験」を依頼いたしましたところ、下記のような検 査結果が出ましたので、御披露いたします。
流石に、日光の「名水」の名を冠した「大正時代の水道水」ですので、立派な数値です。水道水には、”サラシ粉”を入れる慣例があるらしいので、自治会には、それに対応できる財力や 何かのときの補償能力がありません。
従いまして、せめて定期的な「水質試験」だけは実施しておきますので、自己責任で“飲む”なりの 対応はなさってください。
飲料水水質試験結果報告書
(財)栃木県環境技術協会、平成24年10月11日
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飲料水水質試験結果報告書
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