匠町の向山天神社
以上のような案内板を掲げてあります。
学問の神様「菅原道真公」を御祀りしてある天神様は、日光では、この「向山天神社」と滝尾道にある「北野神社」が、特筆できるもののようです。そこで、昔の職人の心意気を感じながら、受験シーズンなど折々に、御参りしては如何でしょうか。
「北野神社」は、寛文元年(1661)に勧請された梅鉢紋が彫られた巨岩(天神塔)あり、石祠は元文五年(1740)に建てられました。ところが、「向山天神社」は、三年遅れて寛文四年(1664)、まず御正躰が建てられ、ついで七年(1667)石社が建てられましたから、トータル的には、日光で一番古い天神様ということになります。
因みに、「広報日光」の連載・身近にある文化遺産『日光の石仏たち』第十一回天神(平成12年2月1日発行・第529号)に拠れば、日光では、天神塔が二例と石祠の中に笏を持った天神坐像を祀ったものが十二例ほどあるそうです。
また、「向山天神社」は、去る平成十八年(2006)三月に日光市指定有形文化財になりましたが、詳細は、石造 天神坐像1、石祠1、銅製 棟札1、石造 台座1、花立1、供物台1 員数6となっております。
銅製 棟札
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