松屋敷の紀文句碑
右 大日堂
(表) 是従
左 含 満
紀文
(右横) 宝暦十三年(1763)未歳
(裏) 雨晴れて水清けさや大谷川
紀文とは(「紀国屋文左衛門」のこと。)
豪商。姓は五十嵐。紀伊国の人。性機敏、風浪を冒して蜜柑を江戸に輸送して万金を得。又、材木の御用商人になって富を得。金を散ずること土芥の如く、紀文大尽と称せられたが、晩年零落し、享保十九年(1734)没。年六十六。(六十四才ともある)(将軍は家継から吉宗時代)
(備考)
創設当時は、下河原の大日堂と含満の分水道(現在の浄光寺下、向河原橋の辺)にあったが、いつの代にか、洪水で流され、大谷川原にあったものを、金谷真一氏が拾い上げ、現在の所(松屋敷内)に建てたものである。(参考資料:『日光の碑標』 星野理一郎著)
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