憾満が淵
日光八景の一つ。特に、「驟雨の憾満」と云われて、”雨が降ると奇岩や巨岩が濡れて、その美しさを倍加する。その中を散策する”のが秀逸であるということだろう。奇岩やら巨岩が形作る景観は、すばらしく、一見に値する。また、お一人や大勢で来るところというよりは、カップル向き、お二人連れでのところだろうか。
ここは、昔は、観光というよりも信仰の場で、慈雲寺があり、不動明王が祀られていたり、弘法の投げ筆という梵字・霊庇閣・並び地蔵などと宗教に係わるものの枚挙に暇がない。また、大正天皇御製の歌碑(清水比庵謹書)・西町太子堂などもある。
古い絵葉書、“弘法大師のお姿”の記述があり、祠の中の座像は、弘法大師であることが分かった。
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